古より伝わる美才豊かな日本人の知恵 二十四節気



陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出れば也
啓蟄は冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃という意味。
実際に虫が活動を始めるのはもう少し先。
柳の若芽が芽吹き蕗のとうの花が咲く頃である。


啓蟄(けいちつ)の時期にお出しするお品は せりのおしたし。

春の七草の一つせり。
せりは春先の若い茎だけが食べることができ、春の香りが感じられる一品。




※二十四節気とは
二十四節気は、太陰暦を使用していた時代に、季節を現すための工夫として考え出されたもので、1年を24等分にし、その区切りに名前をつけたものです。現在でも季節の節目節目に、これを示す言葉として使われています。

 

※暦便覧について
二十四節気の説明の中で引用している「暦便覧」とは、太玄斎の書いた暦の解説書で天明七年(1787)に出版されたものです。